こんにちは。はんだ付け職人の大堀です。

突然、2年ほど前にR35のメーターパネルのLED交換作業をご依頼頂いた方から、再び同じご依頼を頂きました。

一瞬、不具合が発生して作業をやり直すのかと思いきや、以前にLEDを交換したメーターパネルを大変気に入って頂き、今回車を買い替えた(R35)ので、もう一度同じように、とのご依頼でした。

弊社を覚えていて下さりスタッフ一同、嬉しい限りです。
今回も最高の仕上がりをご提供させて頂きます!

ご指定のLEDは全部で33個。
顕微鏡で1個1個の状態を確認しながら交換して行きます。

R35の多くは4端子のLEDが使用されていますので、交換するLED(今回も白色)の端子数と合わない場合があります。

その場合はショートするパターンに絶縁加工を施してから新しいLEDを実装しなければなりません。単純にLEDを載せ替えるだけではダメなのです。

基板のパターン(回路)をよく観察して、交換する部品とのマッチング(極性)を考慮してはじめてLEDが点灯します。単純そうな作業ですが意外といろいろな事を考えながら職人は作業しています。

今回の総費用は34,000円程になりました。
メーター基板に異常が無く、初めから分解をされて基板の状態でご依頼頂けたので、はんだ付け作業に集中できました。この度もありがとうございました。

メーターパネルや、車両の電装機器類のLED交換では、分解組立が作業に入ると作業費用が膨らみますので、可能であれば分解された状態(基板の状態)でご依頼頂けると比較的安価に収まると思います。

特にメーターパネルの場合は、いろいろな機械部品(指針など)や表示パネル(LCDなど)が実装されていますので、はんだ付け作業以上に分解組立に時間がかかったりします。

その分、費用が膨らみますので費用を抑えたいとお考えの方は分解してお送りください。今回のR35の場合、分解組立を行っているとほぼ倍近い費用が必要になることがあります。

また、どうしても分解組立が苦手だと言う方は、樹脂部品などが経年劣化でもろくなっていたりするとツメが欠けたり、折れたりするなどのリスクをご了承頂く必要がございます。一度ご相談頂いてからご検討をお願い致します。