皆様こんにちは。
はんだ付け職人の大堀です。

この度、工場の生産停止に直結する深刻な内容のご依頼を頂きましたので、その内容をご紹介いたします。
ある企業様から、計測機器の超大手メーカーであるキーエンス製装置の保守用交換ユニットが入手できなくて大変お困りであるとのご連絡を頂きました。

キーエンス様では既に生産を終了しているとの事で緊急事態のご様子でした。
(予備にストックしていたユニットを使用して保守用ユニットが無くなったとの事)
予備部品が無いと不測の事態に対応できなくなります。工場側としては、もし故障が生じると生産がストップするといった死活問題に発展する恐れがあるから大変です。

お話によると予備に2ユニットあったものの、連続で故障が発生してしまったご様子でした。残り1ユニットがある間に補充する予定がメーカーでは生産が終了している上に国内では在庫が無い状態で、修理をするというご選択に至りました。
海外ではまだ在庫があるみたいですが3~4万円以上して納期も1か月程かかるとの事です。

早速、ご依頼品の調査開始です。なかなかの芸術的な部品配置です。
(計測機器によくある省スペース設計と言うものでしょうか)

部品を細かく調査すると、リレー(3個)が動作しなくなっている様子でした。リレーを取り外して部品単体で動作を確認。
やはり故障していましたので交換部品を調達します。

なんと!交換リレー部品は海外生産品で現在のレート(155円/ドル)で6,000円/個もするではありませんか!!(そりゃユニットになれば高額になりますよね)
無事にリレーの換装を終えて納品。(動作確認待ちです)

後日、
「本日、修理依頼しました基板(2台)が届きました。午前中に装置に取付け、エラーが出ないことを確認済みです。交換作業ありがとうございました。」
とのご連絡を頂き、スタッフ一同嬉しい限りです。

もしこの様な生産に直結する産業機器の保守部品等の修繕作業をご検討の際には、是非弊社にご相談頂ければと思います。
国内在庫なし、生産終了で諦めかけていたユニットを弊社スタッフが一丸となって蘇らせて頂きます!
(本当に無理な場合もございますのでその際はごめんなさい)

※今回のOP-42372セーフティリレーユニット(キーエンス製)の修繕費用は約2万円/個程でしたが、個体の状態によって作業内容が個々それぞれ異なります事をご了承下さい。