※参考画像(WEBより)

東芝REGZA Blu-rayレコーダー DBR-T360 について、
弊社では過去に「ヒューズ交換」で復活した事例が数件あります。

しかし、故障はヒューズばかりではございません。
エラーの内容を見て修繕できそうなのか、参考程度ですが判断のヒントをご紹介します。

 

【修繕できそうな症状とは?】
・エラーコードでシステムエラー関係のエラー表示が出る。

↑×修繕できません(ソフト的なエラーも含まれます)
※最近、この手のエラーでのご依頼が増えておりますが、
修繕することが出来ません。
(調査および付随作業料15,
000~30,000円程+返送料+消費税の費用が生じます)

 

・HDと録画ランプが点滅して電源が起動しない。

↑〇※△修繕できるかもしれません!
(ヒューズ切れの可能性があります。下記のご依頼記事をご参照下さい)
※ヒューズが断線するのは回路に大きな電流が流れた証拠です。
回路の一部が壊れる前にヒューズが断線していれば保護されますが、

そうでない場合にはどこかしら壊れているので100%復活するとは限りません。

 

・放送動画やDVD,ブルーレイディスクは起動できるがHDDが動かない。

↑×修繕できません
(HDDもしくは基板回路に不具合があるかも知れません)

 

・HDDのみ認識しなくなった。

↑×修繕できません
(HDDに不具合が生じている可能性大です)

 

・DVD、ブルーレイディスクのみ視聴できない。

↑×修繕できません
(ディスクドライブが壊れたのかも知れません)

 

・先日まで動作していたのに突然注意画面が現れるようになった。

↑△ご自身で取扱説明書を読んでご対応下さい
(ファームウエアのアップデートが必要な場合もあります)

 

などなど、 エラーの症状にはキリがありませんので、取扱説明書の最後辺りのページを熟読されることをお勧めいたします。

 

大変申し訳ございませんが、弊社は家電メーカーではございませんので作業を行っても復帰できるとのお約束ができません。
はんだ付け技術を駆使して「もしかすると」改善もしくは修繕できるかも知れないと言う範疇での作業をさせて頂いております。
ご参考までに過去のご依頼での成功率は約50%でした。

 

現在ご依頼をご検討中の方は十分ご検討頂き、この点に関して特にご留意願います。

不具合内容に関しては、弊社へのお問合せからご連絡頂いた内容を精査して、ご返答させて頂いております。

症状によっては残念ですがお役に立てない場合もございます事をご承知おき下さい。

 

以下のご依頼は幸いなことに「ヒューズ」の交換のみで対応することができました。
修繕作業ののち、無事に動作することができて嬉しいお声を頂きましたのでご紹介させて頂きます。   

 

症状: HDDと録画のランプが点滅して電源が起動しない
状況
: ご自分で焦げたコネクタの交換と基板裏側のチップヒューズ交換を試みられましたがヒューズが外れず、ランド部分が消失し、基板にダメージが残った状態でした。
交換部品(ヒューズ)あり

作業内容: 基板調査、部品交換、ケーブルの導通確認を行いました。

作業費用: 基本作業代 16,000円 + 基板の状態調査代 6,000円 + 返送梱包送料 + 消費税

 

※費用は2023年当時

 

2025年現在、運良く修繕することができたケースの修繕作業費用の総額は、
およそ25,000~35,000円程の費用がかかりました。

 

※今までの復活率が50%程度であることをご認識頂き、十分なご検討をお願い致します

 

※※※※※※※《お客様の声》※※※※※※※

★昨日、無事修理基板が届きました。
そして…昨晩組立てが終わり 見事にBlu-rayレコーダーが直りました!! 復活しました!!
もう起動した瞬間、嬉しさのあまり子供と叫んでしまいました。
本当に有難うございます。 あのランドが剥がれた状態で引き受けて頂いた事、
そしてその状態にもかかわらず、きちんとチップヒューズを交換して頂けた事、
感謝の一言です。神業だね、と子供も言ってました。
また、ご連絡した当初から皆様に丁寧なご対応頂けた事も有難たかったです。
本当にありがとうございました。 はんだ付け講座のDVDも有難うございます!
また、はんだで困った際には、お願いさせて頂きますのでよろしくお願いします。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
 
 
ご丁寧な我々スタッフに対して嬉しいお声を頂きありがとうございます。
皆様のお声を励みに、技術・品質・サービスの向上に努めて参ります。

※プチ説明です※ ヒューズってどこにあるの? って思いますよね。
一般的なヒューズのイメージは、 ガラス管に入ったもので、切れたら管の中が黒くなるモノ、、、だと思います。(こんな感じのもの) しかし、近年のAV家電に搭載されているヒューズは違います。
一見では抵抗ですか?と思ってしまいます。
そして、この基板に至るまでには筐体の分解が必要になります。
もちろんヒューズの交換が終われば組立が必要です。


この様に分解組立作業が、はんだ付け作業よりも時間がかかる場合がありますので、
実際その分の費用がかかってしまいます。
そこで、分解が得意な方は可能な限り分解して頂き基板のみをお送り頂ければ、
作業費用の削減が可能です。(送料も安価になります)

ただし、自信がない方は無理しないでください。 あくまでも自己責任でお願いします。
そして、本丸のユーズはと言うと、↓これです。

この部品が高価な機器を守ってくれているのですが、 メーカーサイドから言うと、
基板の総交換での対応となりますから大変高価になります。(およそ3~4万円だそうです)
※生産年にもよりますが製造終了後6~7年程で保守部品の扱いが無くなります

このヒューズ、1個100円程のものです。 実際には10個単位での購入となりますので、
送料・消費税が入ると部品購入実費としては1650円程になります。

製造メーカーが修理に応えてくれるのが一番ありがたいのですが、
年数が経過している場合はメーカーでの対応ができないことが多いです。

大切な映像がハードディスクに保存されている場合には、
早めにDVDやブルーレイディスクに保存されることを強くお勧めいたします。
(私2回、HDDが認識されなくなった経験があり悔しい思いをしました)

 

ちなみに、HDDなどに入っているデーターを復活してくれる専門会社が存在しますので、どうしても必要なデーターで復活を切望される方はブルーレイ・DVDレコーダー本体を修理するよりも、HDDデーターの復活(サルベージ)をご検討される方が確実かも知れません。(費用は、ほぼ間違いなく本体価格よりも高価になると思います)