こんにちは。
はんだ付け職人の大堀です。

お蔭様で「旧車に光を!」プロジェクトが皆様のご賛同を得て益々推進させて頂いている中、一般車両ではない方からのお問い合わせを頂きました。

30年近く経過した車両と言えば旧車(の時代)なのですが、メーカーがコマツとの事。
重機で有名なコマツ製作所製でした。

メーターパネルの修繕作業とのお問い合わせだったのですが、さすがに一般車両とは異なる為、難しい内容かとお話を伺った所、パネルのLCDが劣化して表示が読めず操縦が出来なくてお困りとのお話でした。

もちろんコマツに修理依頼をされたのですが、既に部品は製造中止で入手不可な上、保証対象外と対応されて、最終的に弊社にご連絡を頂きました。(このようなお話をお聞きしたら、よほどの事でなければお断わりできないじゃないですか~)

重機を買い替える。(メーカーとしてはこうしてほしい所)
とは簡単には行かない(一般車両の金額とは話が違います)ので、何とかならないかと、まずは診断を行うことに致しました。

↑ これが作業前の状態です。

パネル表示部が怪しくなっています。LCD部品を基板から取り外して顕微鏡で見るとラッキーなことにLCD表示部品に劣化等の不具合は生じていませんでした。

そこで、LCDの偏光板とバックライトのLED導光板を張り替え、基板の状態を診断して再組立・検査を行い、ご依頼主様に納品致しました。

そして、後日 ↓ の写真が送られてきました。


無事に復活しているではありませんか!
ご依頼主様も大変お悦び頂き、恐悦至極でございます。
本当に良かったです。

これで「重機」も旧車の仲間入りとなりました。
出来る限りではございますが、考え得る手段で可能な限りのご対応をさせて頂きますので、もしこの様な事例でお困りの建設業関係者様がおられましたら、お問い合わせをお待ちしております。

余談ですが、「旧車」には既にトラック系車両も仲間入りしています。