こんにちは、はんだ付け職人です。

はんだ付けの講習に、お問合せやご依頼をいただく中で
よくお聞きするのが、

「うちは基礎ではなく、リペアやリワークを教えて欲しいんですけど・・」というお話です。

残念ながら、このような方は、はんだ付けは作業者の見かけの
腕前、技術でどうにかなるものだという思い込みがあります。

また、リペアやリワークを実際に行なっているところをさえ
見ることができれば自分でも出来ると考えておられます。

ところが、リワーク・リペア作業は結局、基本的な技術と
正しいはんだ付けの知識の組み合わせによって成り立っています。


はんだ付けの接合原理を知り、
はんだ付けに最適な温度条件があることを知った上で、
適切な熱量を与えることができなければ、
安全で、品質を確保した正しいはんだ付け作業は出来ません。

また、特にリワーク・リペア作業には、対象物にマッチした
道具選びが重要で、能力の不足する道具では、
いかに名人でもリワーク・リペアを成功させることはできません。

※真似るなら、道具立てもすべて真似する必要があり、
 リワーク対象物が変われば、道具も換える必要があります。

ですので、はんだ付けのリワーク・リペア作業を学ぼうと
される方には、まず、はんだ付けの正しい基礎知識を学ぶことを
お勧めしております。

すると、「なぜ、その道具を選んだのか?」
「なぜ、そういう使い方をするのか?」といったことが
自然に理解できるからですね。


では、明るいはんだ付けを!