皆さんこんにちは。
お茶@はんだ付け職人です。
本日の作業例は・・またECUです。
スズキのECUでユニット番号は33920-81CAです。
今回も例のようにコンデンサ交換作業なのですが、コンデンサの故障からの二次被害が顕著に現れていましたのでご紹介します。
早速分解した姿を見ていただきましょう。
問題の部品を取り外した後なので目立ちますね・・・
こちらが問題の部品です。
トランジスタが破損して膨張してしまっていますね・・
コンデンサが機能を失ってしまった、もしくは回路が断線して正しい電気が流れなくなったことで
異常な電流が流れたのでしょう。こうなってしまえば部品交換しか手がありません。
基板も焼けていますので基板の修復が必要かも合わせて確認します。
今回は部品が入手できましたがECUの部品には専用部品も珍しくないので
入手が困難な場合、部品を探すより部品取りのユニットを探すほうが早いかもしれません。
基板の状態確認と確認箇所のはんだめっきを実施したら基板にトランジスタを差し込んではんだ付けします。
はんだ付けしたらレジスト復活材を塗布して保護します。
この作業のほかにコンデンサの全交換と液漏れ箇所の腐食確認、確認箇所の保護作業を実施しています。
今回は深刻な腐食はありませんでしたので回路修復はありませんでした。
費用につきましてはECUですので
【こってりコース】
¥12,000円(作業代)+¥1,000円(送料)+消費税
別途費用
部品代
回路修復費(¥500円 / 箇所)
でおおよそ1台あたり¥16,000円程度(消費税別)かかってきます。
交換する部品や回路修復で個体差が激しいため場合によって変動します。
今回は回路修復がなかったのでおおよそ¥15,000円ほどになっています。
※自動車の古い電装部品の修理ですが、100%修理できるわけではございません。
壊れた部品を交換して、回路を修復しても治らないケースがございます。
改善に至らない場合も 修理作業と部品代が発生いたします事を
初めに明記させて頂きます。
そのようなリスクをご理解・ご検討の上 ご依頼頂ける場合のみ
お受けさせて頂きます。
古い車両で部品が入手できない・・
入手できるが異様に高価だ・・
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