皆さんこんにちわ。お茶@はんだ付け職人です。
今回のお題は依頼数が増えつつあるECUをご紹介します。
toyota 89661-1A440
トヨタ・カローラなどに使われているECUですね。
最近増えてきているということは寿命を迎えているということ。
ちなみにこれはコンデンサの寿命であって基板はまだ大丈夫です。
代表例を見てみましょう。
基板のクローズアップを見ていくと・・・
む!色がおかしい!?!?
液漏れして腐食していますね。トランジスタの周囲まで腐食しています。
テスタでチェックしたところ、トランジスタの機能は活きています。
こちらは表面のコート剤が侵されて剥離しています。
コンデンサを全交換、腐食した箇所を点検補修して作業完了です。
点検補修はどうするのか・・ご覧いただきしましょう。
まず腐食が進んでしまって変色した箇所を削って銅パターンを削りだします。
細かいところに断線があったり銅パターンが薄くなっていたりするので、
リード線でのジャンパー、はんだメッキなどなどで補修します。
サビを剥がした後、はんだメッキしてあります。
削ってしまったパターンと残存パターンの補修と保護が目的です。
そして絶縁のためにレジスト復活材を塗布をします。
1回では薄く、不均等ですので塗りを複数回繰り返します。
あとは乾燥を待って組立てて完了です。
弊社では顕微鏡を覗きながら手作業で補修を行っています。
法人様、個人様問わずお問い合わせいただけますので
お気軽にお問い合わせください。