コンピュータ マザーボードの膨張してしまったコンデンサの交換と液漏れしてしまった部分の掃除をします。
電解コンデンサの頭の部分には防爆弁という十字型やk型Y型の印のようなものが確認できます。これは劣化したコンデンサが爆発するのを防ぐために付けられたもので、コンデンサの内部の電解液は蒸発して膨張するとこの頭の印の部分から蒸気として逃げていきます。
写真の↑状態が膨張して液漏れを起こし、基板に電解液が付着してしまったところ、もう少し前の段階の膨張してしまったコンデンサです。
まずK型のコテ先を使ってコンデンサのリード両極を同時に温め液漏れしたコンデンサを抜きます。抜けにくいときは無理に引っ張るとパターンの剥離やリードが折れてしまったり、基板に傷をつけてしまうのでフラックスを塗布してハンダを多めに足してやると抜けやすくなります。
基板に付着した汚れは、洗浄液・綿棒・筆・カッターナイフなどを使ってきれいに取り除きます。この付着した電解液をそのままにしておくと基板が腐蝕してしまう場合もあるので、掃除は丁寧にします。
基板がきれいになったら今度は小型噴流槽でコンデンサを交換していきます。
交換後の様子です。
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