こんにちは、はんだ付け職人です。

連休前から途中になっていた、
はんだ付けを工程審査、工場監査の面から
考える・・の

第16回目「12:物流管理」の続きです。


12-3:客先への納品時の品質区分が
     明確になっているか?


品質区分とは、たとえば、生産初回品、設計変更品、
工程変更品、特採品、保留品など、

通常の量産品とは品質的に異なる可能性の
あるものを言います。


通常の量産品とは、異なる品質区分にあるものは、
適切なタイミングで

※生産初回品、設計変更品、工程変更品などは、投入時、
 特採品、保留品などは、即時表示を行い納入します。

表示カードを作成しておくと良いですね。


12-4:長期在庫品は、定期確認を実施し、
     完成品を出荷する場合、再検査を実施しているか?

長期在庫品は、保管状態にもよりますが、
湿気や気温などによって品質的な影響を受ける
場合があります。


長期在庫品に対する定期確認、
再検査の手順を定めて確実に運用します。

こんな感じで検査の実施事項を定めておきます。

長期在庫品再検査実施事項サンプル

長期在庫品再検査実施事項

 

 

 

 

 

 

 

 



再検査の記録は、製造記録書にも残しておきます。


はい、以上で16回に続いてきた
はんだ付けを工程審査、工場監査の面から考える・・は終了です。

ここまで紹介してきた工程審査、工場監査の準備項目は
一覧表にまとめてまもなく公開する
NPO法人【日本はんだ付け協会】のHPにUPする予定です。

また、各帳票のフォーマット例は、各事業所さんで加工し易いように
エクセル形式でダウンロードできるようにしようと考えています。
今しばらくお待ちください。

では、明るいはんだ付けを!