iBookG3/800MHz 12inchロジックボードの取れてしまったスピーカーコネクタのハンダ付けと回路の修復をします。コネクタが引っ張れたときにパターンも一緒に剥離してしまったようです。写真の向かって左側のコネクタピンのパターンが2ヶ所ありません。(左右の大きめのパターンの剥離しています)
まずはコネクタピン2箇所に錫メッキ線(極細です。手で引っ張るとちぎれてしまうので慎重に扱います)を巻きつけ予備ハンダをしておきます。この時隣どうしが触れ合うとショートしてしまうのでハンダの足しすぎには注意です。
次に基板側の加工です。取れてしまったパターンに繋がっている回路のレジストをカッターナイフで削り銅箔部分を露出させて予備ハンダをします。
生きているパターンにも予備ハンダをします。まずはこの2つのパターンとコネクタピンをハンダ付けして固定します。
続いて錫メッキ線を予備ハンダした回路に沿ってハンダ付けしてやります。余分はカッターナイフでカットします。仕上げにフラックスを塗布してからもう1度コテをあててハンダの馴染をしっかり仕上げます。
洗浄液で余分なフラックスを除去し、エポキシで補強します。左右の大きなパターンも剥離していましたが回路は繋がっておらず基板に補強するためのパターンでした。今後ケーブルの抜き差しなどで負荷がかかることが予想されますのでこってり盛り込んでおきます。