※こちらの記事は2010年3月31日に公開した記事をリニューアルしたものです

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アルファード20系①


























アルファード20系のナビパネル基板のLED打ち換え(LED交換)と回路の修復です。
合計40箇所

全て自分で交換されたのですが、数箇所が点灯しなかったとのこと。

早速詳しく見てみました。

ハンダ付けは熱容量の不足によるイモハンダの状態です。
・LEDを熱破壊から防ぐためにコテ先温度を低めに設定している
・細かい作業のため先の細いペンタイプのコテ先を使っている
などが原因で熱容量が不足しハンダがしっかり馴染んでいない状態です。

また、取り外しのときにハンダが溶けずに何回もコテをあてたため
パターンが剥離したり断線している箇所が7箇所ほどありました。
他にも怪しい箇所もあるので(今は点灯していても将来が不安です…)
今回は点灯しているものも含め全て取り外し全交換します。

アルファード20系②
















取り外しはハンダコテ2本を使います。
取り外し後新たにLEDをつけるのは窒素フローハンダコテ

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窒素フローハンダコテとは、

コテ先から窒素ガスが出ています。
高温のガスは熱容量の不足をカバーできます。
また、コテ先の酸化を防ぐので鉛フリーハンダにも最適です。
が、いかんせん個人で所有するにはお値段が高いです・・・
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続いて断線した回路の修復です。
回路をたどり適当な場所(修復しやすい)のレジストをカッターナイフで削ります。
中から銅箔が出てくるので予備ハンダしておきます。

次に、適当なリード線やジャンパー線などをハンダ付けし
パターンが剥離してしまった箇所のLEDと繋いでやります。

アルファード20系③


















同様の手順で全てのLEDを新しいものに交換しました。
点灯チェックの様子です。

後日無事に全て点灯したというメールをいただき一安心です。


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