こんにちは、はんだ付け職人です。
今週も引き続き、
はんだ付けを工程審査、工場監査の面から
考える・・の第9回目です。
今日は、
「8:設備、計測器の管理」の続きです。
8:設備、計測器の管理
8-5:設備、冶工具は、始業時点検、
定期点検を実施し
有効期限を明示しているか?
ハンダゴテやはんだ付け冶工具に
異常があると不良が発生します。
日常的、定期的に
点検をしているかの確認です。
ハンダゴテは、
始業時に、こて先温度
こて先の状態
スポンジの状態
リーク電流などを点検します。
当社で使っている
ハンダゴテの始業点検表 サンプルです。
後日、エクセルでUPする予定です。
(ちょっとお待ちください)
はんだ付け冶具については
ハンダやフラックスの付着や
磨耗具合などを点検します。
9:検査
9-1:受け入れ時、中間品、
出荷時の検査において、
検査基準書はあるか?
はんだ付けに的を絞ると
自社で
表面実装部品、リード部品、コネクタ端子部品など
について、ベースとなる
「はんだ付けの品質基準書」が作成してあって、
受注部品単位で特記事項があれば、
標準書や検査基準書に
記載しておくと望ましいのですが
「はんだ付けの品質基準書」の作成は
なかなか骨が折れます。
こちらも、今ベースとなる基準書を
公開すべく準備をしています。
自由に加工してもらえるものにするつもりですので
もう少しお待ち下さい。
9-2:検査基準書に基づいて
検査が実施され、
その記録が残されているか?
検査を行った際は、
記録を残しておかないと
検査を実施した証明ができません。
不良が流出した際に、
検査記録が示せないと
最悪の場合、全数回収、全数検査
となってしまいます。
ロット毎に発行する製造伝票に
検査の日付け、検査者名
検査数、不良数などを記録して保存しておきます。
製造伝票のサンプルも後日UPしましょう。
続きは、また来週。
では、明るいハンダ付けを!