自動車エアコンパネルの回路の修復と手直しです。
『自分で打ち換え後、2箇所が点灯しなかった』
とのことで早速確認してみます。液晶部分もきれいにハンダ付けされていたのですが念のため確認を…というリクエストがあったので取り外しました。比較的ハンダはきれいについているほうでしたが、馴染んでいないところが多かったこと、チップLEDがコテ先の熱で溶けてしまっている箇所がありました。今は点灯していますが将来ハンダがちゃんと馴染んでいない箇所が点灯しなくなる可能性があります。一応全てのLEDを取り外しもう1度ハンダ付けし直しました。
問題の2ヶ所ですが、両方とも片側のパターンがありませんでした。(小さいサイズのLEDをハンダ付けする時はLED自体の熱破壊はもちろん基板パターンにも注意が必要です。)おそらくコテ先のあて過ぎによる熱破壊で消失していたのが点灯しない原因だったのでしょう。その他にも後1ヶ所パターンがなくなっているところがありました。
断線している回路を辿り、カッターナイフでレジストをはがして予備ハンダをし、リード線でチップLEDと繋いでやります。
点灯チェックの様子です。回路を修正した3箇所もちゃんと点灯しました。