10月分アップの記事にもあるカシオデジタルホーンの登場です。実はこの記事をアップする前に手術が成功し、持ち主の方から喜びの声(電話で生演奏!!)を頂いていたのですが快調だったのもつかの間、わずか1週間で戻ってきてしまいました…。
『コンデンサの交換は上手くいって音も出てたのに何でやろ?』
謎はすぐに判明しました。メルマガ「基板パターンの腐食の例」と写真が重複していますが原因は基板の腐食でした。では、どうしてここまで深刻な腐食が発生してるのか?少し前の商品だからにしてはちょっとひどいなぁ…。それはデジタルホーン特有の原因でした。ホーンを演奏した後、唾液が少しづつ浸入してじっくり侵食していたようです。
1回目は基板上の表面実装タイプのコンデンサの交換手術でしたが今回は基板の回路修復をする大手術です…。パターンが腐食して消失してしまったところはジュンフロン線を使って回路を直接繋いでいきます。
後日完全復活の連絡をいただきました。このデジタルホーンを使ってボランティアで施設の慰問をなさっているそうです。お役に立ててうれしく思いました。