※こちらの記事は2009年8月18日に公開した記事をリニューアルしたものです
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自動車パネルのLED交換(LED打ち替え)と回路の修復
自分で打ち替え作業を行ったが上手くいかなかったとのこと。
早速分解してみます…
『?』
液晶パネルがグラグラします。本来なら写真↑の点線部分が液晶部分の裏側の状態です。
この部分のハンダを吸い取って液晶部分を取り外すのですが
取り外さずにピンを折り曲げて分解せずに交換なさったようです。
(とても器用です)
交換前の写真です。
熱不足によるイモハンダ・ハンダ過多の状態です。
基板のパターン(電極部分)にしっかり馴染んでおらず、
チョンとのっている状態なので点灯がまばらになっていました。
点線で囲んだ部分は回路が断線してしまっています。
これも点灯しない原因の一部です。
コテ先温度がとても高いと
フラックスがたちまち蒸発してしまいイモハンダになってしまいます。
それを修正しようと何回もハンダを足したりさわったりする結果
パターンはがれが2箇所にありました。
が、致命的なダメージはないので補修していきます。
ついていたLEDは
熱によって変形しているものがあるので全て取り外しました。
パターンが剥離しているところは回路として繋がっている部分のレジストを剥き
銅箔を使って導通を取り、剥離したパターンの代わりにしました。
断線した回路は先ほどと同じようにレジストを剥き
銅部分に錫メッキ線を使ってハンダ付けし、回路を繋げ補修しました。
仕上げには補強のために強力な接着剤でとめました。
点灯チェックの様子
剥離してしまい補修した箇所のLEDも無事に点灯しました!
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