こんにちは。
はんだ付け職人の大堀です。

なんと!!
突然ですがポルシェのエアコンユニットの修繕作業のご依頼(別々の方から)を2台同時に頂きました。

エアコンユニットの修繕ご依頼は毎年必ずあるのですが、
同時に来たのは今回が初めてです。

パッと見は同じに見えても細かい点で異なっています。
このように見比べれることは滅多にございませんので旧車好き好奇心のみで今回アップすることにしました。

貴重なエアコンユニットは993(左)と964(右)に搭載されていたものです。
まず、パネルのボタンが異なっています。(いつも一緒だと思っていました;汗)



基板の格納方法は全く同じですが、実装されているICの生産国が異なっています。
これはサプライヤーを複数持つ観点から当然ですよね。これが993↓



こちらが964です。↓
よく見ると基板のパターンも一部変更があるようです。(部品番号は一緒ですが)



EU圏諸国の中、車内の気温を検出するための吸気ファンに、
東洋日本国のデンソー製のものが両方に使われているではありませんか!





西洋から見れば遥か東の小さな「極東日本」の部品がです。(ちょっと感動です)


よく見ると「投げるな (Nicht werfen)」と書いてありました。
(こんな精密機器を!当然ですね)
ところで、ヘラーと言えば昔からバルブ(Bulb)メーカのイメージが強いのですが。。。
(私だけ?)
見ているだけでずっと飽きないのですが、手が止まりますのでこの辺りで。。。

今回は、はんだ付けとはあまり関係のないお話でしたが楽しんで頂けましたでしょうか??
また珍しい(変な?)ものを見つけ次第、即アップしたいと思います。

「旧車に光を!」