こんにちは。
はんだ付け職人の大堀です。

旧車と言ってよいものか(少々戸惑う所なのですが)ホンダNSX(日本屈指のスポーツカーです!)のキーレスエントリー基板を修復させて頂きました。

車自体が希少なので、ちょっとした周辺アクセサリーも超希少品となります。




1990年バブル最盛期に登場した本田技研工業のNSX。
既に発表から30年近く経過した車両ですが全く色褪せない輝きを持っています。
New SportsCar X …本田宗一郎氏の魂を感じます


(ウィキペディア様から拝借)

早速、基板の調査です。
細かく部品の具合を調査し、基板回路の断線腐食や致命的な損傷が無いかを調べます。
30年近く経過した回路ですが特に大きな問題はありませんでした。

しかし、どうも調子がよくありません。
IR式通信ですので、やはり電解コンデンサが一番怪しいです。
電解コンデンサを全て交換すると、元気にIRが発光しました。

電解コンデンサの寿命は環境にもよりますが約7~15年程です。
キーなので劣悪な環境ではなかったのが幸いし、今までなんとか動作していたのでしょうが、20~30年も経過すればさすがに劣化は免れません。

今回のご依頼はスペアー分を含めて2個の修繕作業となりました。
費用は調査代が5,000円、作業代が8,000円×2、交換部品代が1,027円でした。
(この他に返送料と消費税がかかります)

IR通信コードが弊社では分かりませんので実際にご依頼者様へご返却して動作確認を行ってもらったところ、無事に動作したとのご連絡を頂きました。
その時のお言葉をご紹介いたします。(K様にはご了承を得ました)
  ↓↓↓(ここから)

  お世話になります。
  先ほど届き、早速試してみました。。。
  完っペキです!!

  両方ともバッチリ反応し、距離も少しのびました!!!
  この度は本当にありがとうございました!!
  マジで嬉しいです!!
  御社を選んだ自分も褒めたいと思います(^_^;)
  本当にありがとうございました!!

  ↑↑↑(ここまで)

ありがとうございます!!!!
無事動作して本当に良かったです。
スタッフ一同、大変嬉しく思います。

今回は修復することができましたが、基板や部品の状態によっては修復できない事もあります。
調査の段階で復活の可否がある程度は判明しますので、もし同様なお困り事がありましたら一度ご相談頂ければと思います。

これからも益々旧車の復活に向けて精進して行きたいと思います。
「旧車に光を!」