iMacG5/2GHz 20″ ロジックボードのコンデンサ交換手術です。
今回はコンデンサの劣化について 少しお話します。
この写真は 劣化して「液漏れ、膨れ」といった症状が出た
コンデンサです。この「アルミ電解コンデンサ」ですが、読んで字の通り
電解液(電池や電気メッキ槽にいれる電解質水溶液)を使用して作られています。
特に低温時では等価直列抵抗(ESR:Equivalent Series Resistance)が増加し、
高温時には寿命が短くなってしまいます。温度変化には弱い部品です。
ということはパソコンM/B、ロジックボードの場合は放熱板付近にあるもの、
ファンが何らかの原因でスムーズに動作していない時などはコンデンサの寿命を
早めてしまうことになります。
こういった事が原因で 劣化が起こってしまうのです。
ということで劣化したコンデンサの交換を小型噴流槽を使ってしました。
この場合 劣化が目視で確認できなくても同じ電圧のものは一度に
交換してしまう方がいいです。こうする事によって寿命のバラつきを
ある程度統一する事が出来るのでメンテナンスが便利です。
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