こんにちは。はんだ付け職人の大堀です。

今回はある自動車カスタム工房様から、室内灯のLED交換のご依頼を受けました。
室内灯と言われたので天井部の照明かと思いきや、足元灯とのことでした。



実は弊社にご依頼が来るまでに数社の業者様に問合せをされたのですが、
「ベンツ(外車)の部品だから作業保証できません」と、断られたそうです。

さらに、ご要望の中に、「白色の色目を変えてほしい」との事。

ん!?白色の色目を変える?とはどういう意味なのだろう?
「こんな感じの色に変えたい」とか、
「明るいピンクで」とか、
「爽やかな青で」という表現は人それぞれ価値観が違いますので、
問題発生(契約不履行)の原因になります。

また、LED自体が希望の波長で光るとは限りませんので、
色目のご指定は大変難しいのが現状です。

ご依頼の内容を注意深く確認して行くと、
「電球みたいな色を、真っ白に変えたい」というご要望でした。
(そういうことでしたら可能かも。。。)

調べたところ、白熱電球の色温度というのが約3000~4000K(ケルビン)らしく、
真っ白の白色が6000~6500Kとのことでした。
(7000K以上になると、白ではなくて青くなるらしいです)

ところで市販されている白色LEDって何Kなのでしょう?
はっきり言って色温度を明記している製品は少なくて、よくわからないものが多いです。
(輝度は明記されているのですが、、、)

そのような数少ない中で6500Kと明記されているLEDがありました。
しかも、サイズも合致していて使用に問題ありません。
早速入手して交換しました。

交換後、ご依頼主様には大変ご満足を頂き、我々スタッフも嬉しく思いました。


★雑談★

中学や高校の頃に「絶対零度(0K)は-273℃だ!」って習いましたよね。
それでは「6500Kって何なん??」ってなりませんか?
(6227℃ってことなん?)

いえいえ、よく調べると、熱力学の絶対温度と色温度は同じ単位K(ケルビン)を使っていますが、関係ないとの事でした。
ややこしいですよね。